日記・コラム・つぶやき

2017年11月30日 (木)

ハマりました。。。

の森茉莉先生の一種評伝小説、『幽界森娘異聞』を読んだときからそんな予感がしていたのだけど、やはりハマった。。。ドハマリしました!

Yjimagemy19oa5l

笙野頼子の日本語はなんだか異様に凄い。まるで何処か目に見えない次元から言葉が立ち顕れてくるのを目撃するような、ホラあれ、あれに似てる、山道をドライブしてて進んでも進んでも同じ場所に出てしまってふもとに帰れないというこわい話。読んでも読んでも進まない、本読むの早いと自負してるけど笙野頼子の本だけはずーっと読んでんのにまだ半分も行ってない、みたいに感じる。のに読むのをやめられない。民話とか伝承の奥にある昏さとよく似たもの。。。プリミティブで貪欲ななにか。。。森茉莉の日本語が凄い、近松の日本語が凄い、笙野頼子の日本語凄い、自分のなかではみな同じ感覚なのだ。言葉と肉体の齟齬を越えて自由なのではなく齟齬のなかで限界ある自由を求めるのでもなく、齟齬さえ飲み込んでさらに自由を希求してやまないというのか。日本語って言語は天才なんだと誰かが言ってた、そのことに確信が生まれてくる。

読み返したら何を言ってるのかわからない、けどまあいいか。小説を読む/書く意義のことをヴァージニア・ウルフは「読者の五感に不思議な水晶体転移手術を施すこと」とうまいことを言っている。水晶体転移手術を施されてしまった、還付なきまでに。。。

って確定申告じゃないゾ!完膚なきまでに。

そして富山の夜はふけゆく。。。

Photo

金沢も富山もすっきりとしたいい街だなァ。いつか演奏しに来れたら良いナ!と思う

スズキなのでした。文月ソーコさん@広報部、おつかれさまでした!

2017年11月25日 (土)

ファザコン部族の幸福と憂鬱。

曲が出来た。タイトルは「ノースバウンド・アイランド鉄道~リミのテーマ」。先日ブログの記事に書いたオカザキリミの言葉から歌詞を書いて、彼女が歌うならどーいう曲か?というイメージで作った。ファンタジックでフォークでちょっとロック。


Yjimage1g05v6vz


「BLONDE」という曲をマリリン・モンローの伝記小説から言葉を拾って、マリリンのイメージで書いた時みたいな感じ。


私は不定期で或る女性とその生きかたにハマる、マリリンだったりデコたんだったり堀文子先生だったりオカザキリミだったり。。。今は森茉莉先生にドハマリしている。思えば中高年女性がハマるというジャニーズや韓流にハマったことが無い。


何というか男性の“若さ”を“セクシー”だと感じる回路がどういうわけか断たれている。


『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランド演じるドン・コルレオーンの、怖ろしさのなかに一抹の哀しみがある目つきとか、Yjimaget8cd0llp





額にかかってくる髪をうるさそうにかき上げる仕草なんかをたまらなくセクシーと感じてしまう、ヤッパ少数部族だ、、、ってゆーより早い話が筋金入りのハードコアな(←同じ意味なんですけど。。。)ファザコン部族だ。思えばマリリンもオカザキリミも、言うまでも無く森茉莉先生も超のつくハードコアなファザコン部族にちがいない。


ファザコン部族って本当にタチが悪い。幻想と現実の区別がつかない。というか幻想を巧みに現実に織り込んでしまう変な技に長けている。どこで覚えたのか、その無駄な技。下手をするとその織り込みの編み目のなかに一生たてこもる気でいる。誰が呼んでもそこから出てくることは難しいように思われる。。。


マリリンもオカザキリミも早死にした。現実に織り込んだ幻想とベタな現実の折り合いがつかなくなった。ふたりとも「情事」に活路を求めて破綻するところは、不謹慎だけれどファザコン部族の王道なのである。


森茉莉先生が早死にしなかったのはひとえに「書いた」からだ。昇華の回路があったからだ。自分のために情事ではなく毎日料理をした。幻想の精緻な、豪奢な編み目のなかに立て籠って終に出て来なかった。そのみごとなタペストリイは「言葉」で出来ていた。



何て格好良いんだ。ファザコン部族の永遠の誇りであり道標だ。

Yjimage4eucwnmr

2017年11月15日 (水)

きみに夢中。

また買ってしまった、森茉莉先生の本を。。。

51j4p3pbxbl__sx351_bo1204203200_

書簡集『ぼやきと怒りのマリア』、

そして森茉莉の評伝小説、笙野頼子さんの

『幽界森娘異聞』。

牟礼マリア(森茉莉先生が自らを呼ぶ呼51y6gm069jl__sx327_bo1204203200__2び名)。。。

わたし、永年この方はヨーロッパの洋館のようなおうちに住まわれ、

黒檀のどっしりとしたデスクにエミール・ガレのランプ、

ステンドグラスの嵌った大きな窓にゴブラン織りの豪奢なカーテンを引いて、

随筆を書かれてるとばっかり思っていました。。。

だってあの文章を読んだらそうとしか思えない!

しかして事実はその真逆であって、牟礼マリアは想像力と言葉の力(のみ)で

あの絢爛たる言葉のタぺストリイを織り上げていた!。。。

それがわかった瞬間この方をしんそこ尊敬してしまったのであります。

筋金入りの超・ハードコアなファザコン部族としましては、

自分を動かしている「父なるもの」へのやむことのない愛というのは何なのか、

読みながら探求しているような気にさせられてくるのです。

(ファザコン部族。。。それは、

現実に巧みに織り込んだ幻想の編み目に

一生立て籠もる可能性のあるものたち。

幻想を、なにか別のかたちに昇華出来るか否か、がその生死のカギを握るものたち。)

2017年11月 8日 (水)

クリスマスアルバムのマスタリング。

PEACE MUSICにてクリスマスアルバムのマスタリング中。やっぱりマスタリングって日進月歩で、

2012盤より2017盤はもっと陰影のある音になっております。。。今回も中村〈宗一郎)さんマジックがかかっております。。。

ブックレットもとても素敵でかわいいです。2012盤を踏襲しつつあたらしい、2017年のアルバム、という感じ。

まさに岡田(崇)さんマジックなのです。。。

何のことはない、自分がいちばん楽しみにしていたりして(笑)。。。

発売までどうかいますこしお待ちくださいませ♪!

Merry_christmas_from_bearforest_rec

2017年10月24日 (火)

沖縄旋律とシャボン玉ホリデー。

Azama1

先日沖縄の南城市に行ってきました。那覇からバスで一時間半、曇っていたけど安座間の海をぼ~んやり見て足をつけてたら本当にホッ、とするものがありました。


本当は久高島に行きたかったけれどバスの時間が間に合わなくて、ちゃんと計画して来年きっとまた来よう、と思ったのでした。


影響されやすく暗示にかかりやすい私、帰ってきたら早速曲が出来ちゃって、メロディに何だか沖縄旋律が混入しているのです!


私は沖縄民謡をうたえるほど沖縄の文化や風土についてちゃんと知ってるわけじゃない、でもあの海と砂が何かを与えてくれたのでしょう、歌詞に英語なんかも入っちゃってるけどいつもの自分のメロディに沖縄の旋律をうま~く溶け込ませたら面白いんじゃないか。。。


曲作りのために民謡に題材を借りよう、とかそんなことナ~ンにも考えてなかったのに、ふっと出て来たものに民謡旋律を感じるって、なんかこう、作らせてもらってるという感じです。


初披露は12/16のクリスマス・ライブですネ!新曲の「星のまばたき」もそうですが、この曲にも“星”が登場するのでクリスマスにきっとぴったり♪。


タイトルはもう決めてます、「二人の願い」。やっぱり最近『シャボン玉ホリデー』入ってるスズキなのでした(笑)!

2017年10月16日 (月)

10/9 京都拾得「しょうこの《帰ってきたabsolutely alone in京都拾得》」に

10/9(月祝)京都拾得「しょうこの《帰ってきたabsolutely alone in京都拾得》」にいらしてくださって本当にありがとうございました!


全然関係無いのですが私、あれから生まれて初めて帯状疱疹というものになってしまいまして。。。も~痛いの何のって、ヤダこんなの初めて!と動揺したのですが、安保徹先生のご本を読むと、



痛みや熱を消炎剤で引かせるのは身体ほんらいの治癒作用を阻害することになる。。。とあって、


たしかにそうだよなァ、と思いちょっと様子をみていたらじょじょに軽減して来て、1週間で殆ど気にならないくらいになりました。調べるとやはり加齢(←解ってるヨ!)と免疫力低下が原因とのこと。。。


そうですねェ、安保先生も書いておられるように、病気の症状というのは悪い事態が身体に起きてるってことを教えてくれているんであって、それじたいが「悪いこと」ではない。。。その通りかもしれません。



そういえば睡眠&食事時間が不規則なのはもう「定番」のように思って気にしてなかったけど、ある時まで「若さで何とかなっていた」のかもしれないですネ。



年齢的に、身体にちょうど良いペースとかやり方を自分で探しなさいってことかなァと思いました。それに早く気づかせてくれたと思うと確かに悪いことじゃなく良いことなのです、痛いけど(笑&涙)。


痛い→冷やすとつい思ってしまうけど、暖めて血流をよくするのが治癒への早道。鎮痛剤も消炎剤も無しで栄養採って安静にして、入浴して暖めてたらほぼ治ってしまった。動物みたい。


身体って思いのほか繊細で正直なのです。みなさま免疫力の低下にはどうか気をつけて、自分の身体によくよく訊いてあげてくださいませネ。

p.s

この記事に安保先生の著作の写真をのせたいと思い検索していたら。。。

昨年12月に亡くなられたとのこと、ものすごくショックを受けています。

自分なんで知らなかったんだ、と愕然としていたら報道はほとんど無かったとのこと、

こんな有名な方なのに???

記事の途中ですみません、何事もなかったように続きをアップいたしますが、

ショックが覚めやらない状態です。。。

51zyothueal__ac_us160__2

わたしの5年来の愛読書です。この本がなければ今回だってすぐ病院に

行ってすぐ薬を飲んでいたと思う。薬なんてなーんにも飲まないで

治っちゃったよ。痛みと熱は病気に対抗してる証拠なんだと安保先生が

本の中で教えてくれた。わたしは勝手に親近感を感じていつも

一方的に感謝していたので、なんだか涙が出て仕方ない。

2017年10月 4日 (水)

9月27日SARAVAH東京「越路吹雪シャンソンの歴史」

9月27日SARAVAH東京の「越路吹雪シャンソンの歴史/第二部」とてもとても素敵だった。越路吹雪の人生と言葉、何よりそのシャンソンのゴージャスで豊潤な世界。。。

ソワレさんのシャンソンと越路吹雪のシャンソンが時折本当に二重映しに視えて(聴こえて)何度も息を飲んでしまった。「愛の讃歌」をあんな説得力と凄みをもってうたう日本人を、私は越路吹雪いがいにソワレさんしか知らない。

シャンソンとダンスって何て似合うんだろう!とも思った。肉体の動きって何とも官能的で、シャンソンの「詩」とドラマ性に「情熱」を与える。お互いがお互いの内部に在るものを魅き出しあうというか。。。


実は私、55・6になるまでにシャンソンを歌えるようになりたいと思っていて。。。ソワレさんのようにはまだ全然無理だけれど(当たり前)、人生や愛をまるで「語る」ようにうたうシャンソンにとても魅かれている自分が居る。


ともすれば音の方に、演奏の方により意識を傾けがちで、「歌」のことをこんなに考えたことがなかった。本当に聴いて(観て)よかった。


第三部は岩谷時子さん(作詞家、長年に渡るパートナーでありマネージャー)と内藤法美さん(夫でありピアニスト、作曲家・編曲家)と越路さんの複雑な三角関係を描くそう。それについては私も読んだことがある。絶対行こう。



元々バッキング・ミュージシャンなので「歌手的自意識」というものがどうしてもわからないところがあった。歌は音を完成させるためのピースだと思っていた。


その意識がちょっとずつ変わってきつつある。。。私、歌手!的な自意識にはなれそうにないけれど、「歌」って何なのかと考えることは出来る。考えるその過程を「歌」に反映させてゆけたら良いなァ。そう切に思う。

2017年9月28日 (木)

良い音!



昨年春に相模湖交流センターで小島幸雄さんに録っていただいた弾き語りをミックス・ダウン。良い音!。。。良い音って本当に生きる力とか勇気が湧いてくる。


Photo_3


小島さんのお話によると相模湖交流センター(『鈴木祥子最新録音集』の「ファーラウェイ・ソング」を録った場所)はあれから人気が出てしまって、

今は一年先でないとスケジュールが取れないんだそう。


私が録音した時はまだそんな状況じゃなかった、良いときに録らせてもらったのだなァ。。と思う。



相模湖交流センターも、そこに在るベーゼンドルファーも小島さんが推薦してくださった。華があって透明感があって、重厚さもあるピアノ。



コジマ録音の若きエンジニア・川波さんが一度アナログの卓をとおしてDSDのファイル起こしをしてくださる。



「鈴木祥子最新録音集vol.2」発売のウワサもチラホラ。。。お聴かせできるのは年末から来年のお正月過ぎになるかと思いますが。。。どうかどうか御期待くださいませネ。

2017年9月13日 (水)

旅。

Syoko

ちょこっと所用の旅をしております。ホテルの部屋にはTVがあるので(とうぜん)物珍しくていろいろ観てみるのですが(うちTV無い。)CNNのニュースが一番落ち着いてて良いワ~と思ったりして。。。


TVといえばひいおばあちゃんの影響か小学生の頃から3チャンネル(教育テレビ)が一番好きで、これもひいおばあちゃんの影響か8歳か9歳の頃ディック・ミネの歌をTVで聴いて「何かわかんないけどこの人凄いナ~」と思ったのを憶い出しました。ディック・ミネと青江三奈歌上手いな~とか。小学生の癖に渋過ぎ、でも我ながら良い趣味してます。

より以前の記事一覧

最近のトラックバック

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ