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2018年10月15日 (月)

11月7日に発売される安野希世乃さんのアルバム『笑顔。』に

11月7日に発売される安野希世乃さんのアルバム『笑顔。』に、

詞・曲・編曲で参加させていただきました。

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『かすかなかなしみ』という曲はバスの中から空を見ていたら出て来た言葉で、

ああ、空が蒼いよ、まるでかすかなかなしみの色だ。

と、そのときのメモに書いてあります。(最初“微かな悲しみ”、って漢字で書かれて

いたものが、メモの終わりでひらがなになっている。)

メモにはそんなふうにまだ歌詞にならない前の言葉がたくさん書かれているのですが、

安野希世乃さんの声を聴いたときにそのかすかなかなしみ、

という言葉を想い出してピアノを弾き出したら。。。

何だか一瞬で曲になったのでした(いや、一瞬はおおげさ、じっさいには1時間くらいです!)。

メロディや言葉を呼ぶのはやっぱり声、なのですよね。予知の“予”っていう字とか、

喚声の“喚”っていう字とかを思い浮かべてしまいます。

(「ただしい旋律」や「ただしい言葉」なんて無くて、それは「予め知っていた」もの、

「なにかに喚ばれて生まれてくる」声なのかもしれないナーと思います。)

録音は菅原弘明さん(Guitar&Programming&Co-Arrangement)、名村武さん(Bass)、

矢部浩志さん(Drums)、Dr.kyOnさん(Fender Rhodes、Organ)、

11月のツアーでも御一緒してくださるあの素晴らしいメンバーに、

何と浜口茂外也さんがPercussionで参加してくださいました。

大好きな恋人の“過去”に嫉妬する。。。という、ともすれば生々しくなってしまいそうな

テーマの歌詞をふんわりと包みこむように歌うそのヴォーカルの、

感情のコントロールの美事なこと、本当に惚れ惚れするくらいなのです。

希世乃さんは外見のキュートな透明感からは想像できないほどハード・ワーカーで、

遠藤実先生が小林旭さんの歌入れに立ち合われて、

「何時間でも納得するまで歌いつづける根性と持久力に本当に驚いた、

あれこそプロフェッショナルというものだと思った」

と仰っていたのを想い出し、歌、っていうものに向かう自分の姿勢を反省させられたりもするスズキなのでした。

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