広報部☆文月想子です。
火木の女、文月想子@広報部です!今日は主宰者の自宅からお送りいたします。
なんでも主宰者、練習とローラ(・ニーロ)曲の勉強と曲書きですごい状態に
なっているそう。。。そんな合間を縫ってちょっと訊いてみましょう。
ーなんか大変そうですがダイジョブでしょうか?
「はい、あースズキです。えーとローラ・ニーロの曲がほんとに難しい、
歌詞多いし、歌のリズムの力点をどこに置いているのか、
何回も何回も聴いてたんですけど。。。ちょっとわかりました!
英語の曲も日本語の曲も、歌い手が置いているリズムの力点が
どこなのか、が掴めれば歌えます、たぶん何語でも同じだと思う。
そういう意味でローラ・ニーロはすべてが「黒い」、この人のリズムの
ベースは黒人音楽にありますから、それを掴むのがもうめっちゃ難しい、
だけどあれですね、ローラ・ニーロになっちゃいますと、もうバッハ師匠や
アマデさんやショパン様のスコアを勉強するのと感覚的には同じですね。
意図がわかれば曲が自分なりにわかってくる、そこまでが時間かかるんですね。」
ーあのう、んじゃクリスマス・アルバムの「WHEN YOU SING 」「この世のどこかに」は、
そういう意味では洋楽的VS日本的なものの双璧なんじゃないでしょうか?
「そうなんです!自分の中に常にふたつの流れがある。洋楽的なものと、
日本的なもの。わたしの世代は欧米の、とくにアメリカのものすごく大きな影響を受けながら育ってきて、
それと同時に肉体、身体性をすごく管理された教育を受けてきた。何かって云うと行進させられ、
背の順に並ばされて、給食の嫌いなものが食べられなかったら昼休み教室に残って食べさせられたりとか(笑)。
つまりこう、リズムってものを自分の身体に正直なもの、って感じじゃなく、きっちりと行進が揃ってる、全体が揃ってる、そこからはみ出さない、
文部省御用達、みたいなふうに教えられちゃったんですね。それがもう、本当に致命傷で。。。」
ー致命傷ですか??
「はい、ミュージシャンとしてはある意味致命傷。リズムが身体的に掴めないって
音楽家としては駄目。駄目というか、メロディ、ハーモニーは学習出来ても、リズムを
後天的に学習するって難しいから。しかし致命傷、は可能性、になり得ると信じているので、
それだけを願ってやってるって感じなんですネ実は。」
ーほほー、じゃローラの曲を勉強するのはタイムリーとも言えますね?
「そうそう、この方は黒人音楽のルーツがすべて身体に入っちゃってる、
しかもイタリアン・アメリカンでオペラやカンツォーネにもルーツがある、
≪生けるアメリカ音楽史≫そのものですから。亡くなっていても作品が残っている限り
それは変わらない。もう、好きとか嫌いとかいう範疇を超えちゃってて。。。
『WHEN YOU SING 』をライブでやったり、
録りなおしたりするならローラのヴォーカリゼーションやシンコペーションを
是非真似したい。」
ー対する『この世のどこかに』には、吉田正先生を意識したと思えるような
フレーズがありますが。。。
「はい、『いつでも夢を』ですね。あの、伝統的な歌謡曲でありつつ、
モダンな要素が見え隠れする、あの感じが憧れで。。。
アルドン転調(1960年代のアメリカの音楽出版会社・アルドン・ミュージックの
専属スタッフ・ライター達が得意とした転調のスタイル。たぶんルーツは1920,30年代のジャズ。特に
ニール・セダカが自作で多用した。)を使ってるんですが、あのスウィートで夢みる
ようなポップスと日本的なもののミックス。。。それもずっと目指しているものなんです。」
タイヘンと言いつつなんか張り切ってる、そんな主宰者・鈴木祥子の
意気込みが感じられる2曲を含むクリスマス・アルバム
『MERRY CHRISTMAS from BEARFOREST RECORDS~ベアフォレストの
クリスマス(Complete Edition)』ただいま絶賛発売中です!!
それではSee You ON THURSDAY♪!文月@広報部でした!
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