池部良さんの
俳優の池部良さんのエッセイ集『風が吹いたら』がとても面白い。
という一文にハッとする。高峰デコたんの『わたしの渡世日記』もそうだけれど、
俳優さんの書く文章というのは非常に独特で、音楽とも通じるところがあって何度も読み返してしまう。
ちょっと(だいぶ)キワドいお話もたくさんあるのだけど、まったくイヤらしく感じないところが二枚目の面目躍如、なのだろうか。
魅力を感ずる女性、について書いてあるところ、手っ取り早く言えば
「我慢づよくて聡明で明るく、くどくど言わずとも気持ちを察してくれる、
多少のことには動じない包容力がありながら、可愛らしさのある女性」
ってことになるだろうか。
以前の自分なら「そんな都合のいいハナシがあるか!」と怒ったかもしれないけれど、
今は何故かしら怒れない、怒れないどころかそうだよなァ、
ヤッパ女はそうでなきゃ、ナンテ思うのだから加齢とはオソロシイ。
そんな女性、想像しただけで素敵じゃないか、出来ればあたしもそうなりたいもんだヨと、
すっかり池部良さんのイケメンぶりに幻惑されているのだ。
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