« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月

2016年3月23日 (水)

しょうこのリスニング・ダイアリイ!

それでは4月に、と言ったのに素晴らしいものを聴いちゃって、思わず書きたくなっちゃいました!


Gulda_mozart


W・A・モーツァルト

『10曲のソナタと幻想曲』

フリードリヒ・グルダ/ピアノ


クラシックでカセットテープをマスターにしてる作品なんて初めて。その身軽さは「クラシック音楽業界にこれ以上関わりたくな」いためにジャズに転身した、というこの人にいかにも相応しい気がする。カセット好きとしては「気が合った」みたいで何だか嬉しい(「音楽業界にこれ以上。。。」というところも!ナーンテ言わぬが花ですネ!)。


リリー(・クラウス)女王の清麗典雅なモーツァルトとも、GG(グレン・グールド)の時間を疾走させるようなモーツァルトともちがう。生きる喜びと強さに溢れて、とれたての大きな果物みたいに瑞々しく美しい。


カセットテープの音というのは記憶のいちばん奥の場所にわたしを誘う。子供の頃に聞いた音。生まれる前に聞いていた音。記憶から聞こえてくる音の記憶。


そこに在るのはたとえようもなく詩的ななにか、何者にも縛られず自由で、瞬間瞬間にあたらしく生まれてくるものなのだ。


グルダのモーツァルト/ピアノ・ソナタ集はカセット・テープに録音されたコピーしか残っていない。しかも生前は人の耳に触れてもいない。「オリジナル・マスターは見つからなかったが、演奏の素晴らしさは音質のいかなる疵をも補ってあまりあると信じている。」と製作者のコメントがある。


いいえ、カセットでしか残っていないのは疵なんかじゃなく、神様とアマデさんの粋なはからいだと心から信じられる。だからこそこんなにも詩と生命に溢れた瑞々しいーーアマデさんそのものじゃないかーー演奏と録音がこの世に残ったのだと。そう、録音をするということのほんとうの意味を、グルダのモーツァルトは私に教えてくれる。


死んだらばら色の雲の上で、モーツァルトと四手連弾をすることが出来るのなら何も望まないーー生前グルダはそう言ったそうだ。


あの夕暮れのばら色の雲に乗って、きっとふたりは連弾をしているだろう。音楽がこの世にあることは素晴らしい。何だか泣きたいくらいそう思った。

それではホントに、また四月に!

Card2_2


2016年3月19日 (土)

来月早々に。

来月早々に最新録音集の録音をして参ります。ひたすら練習デイズになってしまうのでこちらは暫くお休み致しますが、良い音が録れましたらまた戻って参りますネ。


歌と同じくらい「ピアノの響き」を主役にしたくて、コンサートで使われるホールで録音をします。最近、イギリスのバロック・ヴァイオリン奏者・レイチェル・ポッジャーの『バロックの真珠』というアルバムをいつも聴いているのですが、彼女の作品は音が本当に素晴らしくて、何処で録音しているんだろう?と調べたらヨーロッパ各地の教会でした。


大好きなオルガン奏者・マリー・クレール・アランの作品がやはりベルギーの教会で録音されていたことを想い出し、楽器と演者、そして「その場所の自然の響きーーエコー」が大切な「共演者」になっていることをあらためて知りました。


二人に憧れて。。。ナンテ言ってはおこがましいのですが、私もこれからそんなスタイルで録音をしてゆきたい!と心を決めてしまいました。


なるべく早くお聴きいただけるよう、ベアフォレスト・レコーズ社長としても頑張りたいと思います(←ホントかよ?いやホントホント)。その前にミュージシャンとして(笑)練習&録音、頑張りますp(^-^)q。 それではまた四月に!

Card1

2016年3月15日 (火)

嫌われるって最高。




先日ある人と音のことでモメて、罵詈雑言を浴びせかけられその場を追い出されました。人生であまりそういうことはなかった気がするので驚きましたが、逆に私、今まで人に嫌われるのが結構怖かったんだナ、


でもめちゃめちゃ嫌われるって案外スッキリすることだな、だって二度と関わらないんだから全く問題無いじゃん。



Spector2


そう思いながらフィル・スペクターのプロデュース作品を聴いたら、この人の音像はホントに不気味で薄らキモチ悪い時があるけど、やっぱり人間の根源的な「気」やパワーやビートに満ちあふれている、この音は嫌われるだの憎まれるだのどう思われるなんて全く、少しも怖れていない、



Adler


嫌われるって良いことだナ、ひょっとして最高かもしんないと思いました。嫌われる=自由の証だと看破したアドラー心理学はやっぱり正しい!のです。

メヌエットに着手。

『ピアノ・ソナタ第11番K.331』ようやっと最後のメヌエットに着手。ヴァリエーションのⅥまで3ヶ月かかった。1年の4分の1。


メヌエットとトリオを経てやっと『トルコ行進曲』に至る!長かったァ~、ってまだ終わってないから!


「どうしたら出来るか」よりも「何で出来てないのか」を考えた方がはやく結論に達する。ウン十年ぶりに毎日クラシックを練習してわかったことその1。


わかったことその2。アマデさんのスコアはタッチの曖昧や不徹底を絶。。。対に許さない。こんなにも親しみやすく優しい印象を与えるというのに、実は厳格なこと容赦の無いことこの上ない。


弾くことそのものよりも「アマデさんが弾いて欲しいように自分に弾かせること」にとてもとても時間がかかる。掴んだ?と思うと逃げてしまう。んも~何なのこの魔力。

Mozart_4

2016年3月11日 (金)

1988→2008→2018。2

アルバムのことに考えが及んだきっかけとして、20代の自分に対抗意識が芽生えた、っていうことがあります。


良い曲書いてるンですよネ、これが。。。何コイツ、ヤルじゃん!お肌のハリもツヤも負けるけど声のハリならまだ負けないわヨ!と女の競争心が(笑)。。。


いやそれは冗談ですけど、曲がりなりにも30年近く録音の現場に関わって感じるのは、その技術と音質は1980年代と云うディケイドにおいて完成され洗練され、1990年代に細分化して、2000年以降は効率化・合理化が加速して現在に至っている。。。ということです。


20世紀に生まれた「録音技術」というものが素晴らしい達成をみせた時期に、何とかギリギリ間に合っていたんだ。。。という発見も、20なん年という時間が経ってやっと視えたことでした(あくまでも私見ではあるのですが。。)。


そして半世紀生きてみてどうだったのか、何がしたいのかと考えた時、やはり「今の」「私の」音楽というのは変わらず在るンじゃないか?という気がしてきました。


よ~し、20代のあたしと競争して勝ってヤル!なんて馬鹿みたいだけれど真面目に(笑)思ったりするのです。心の半分では「無理!」と思ってるんだけど、あと半分がなかなかに重要な。。。頑張りどころかナーと思うのです。若い頃のがむしゃらな「頑張り」とは全然違う意味で。。ネ!


多分20代の私は今の私を気に入ると思う。何だかアイツ、気になるナ、話してみたいと思うと思う。女同士、いろいろわかりあえることもあると思う。


そして今なら多分最強のパートナーになれると思うのです。

Card3

2016年3月 8日 (火)

1988→2008→2018。

2018年にアルバム出します!はぁ?突然何のこと?!とお思いでしょうが。。。


Suzukisan1


先日ボーッと何かを考えるともなく考えていた時、ア、そういえば今って2016年か、ってことはあと2年で2018年(←当たり前。)ってことは最後にアルバムを出してからちょうど10年、そして1988年にデビューしたってことは30周年!キリがいいワァ~。


。。。という訳で再来年にアルバムを出すことが自分の中で突然決定いたしました。それまで2年ちょっとくらいあるので、ここ何年かの曲をまとめて「最新録音集」という形で聴いていただけたら、ナンテ思っております。



アルバムよりももうちょっと気軽な、手紙のように思っていただけたら嬉しいです。今出来ている英語の曲も何らかの形でお耳にかけたいですネ。こちらは葉書のような、ポストカードのような感じで。。。またこちらでお知らせ致しますので、ちょとお待ちくださいマセ。

2016年3月 2日 (水)

伸びすぎ切りたい。

Syokohaircut

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ