しょうこのリスニング・ダイアリー。
豊田道倫『SHINE ALL AROUND』
ロックンロールのフォーリズムは今難しい。ホントはそれが一番だけどドラムが二拍四拍でスネアを叩いた瞬間なんかどっかで聴いた感じになる(自分のアイディア不足、っていうのもあるかもしれないけど)。
アクセントをズラシたって同じだ。ドラムセットじたいがいろんな楽器のいろんなリズムを効率的に同時に出来るようにしたものだから、それが当たり前の時代に生まれたことにハンディキャップを感じる時がある。何てったって高度経済成長期、カラーテレビもあった、コカコーラもあった、お誕生日ケーキも全自動洗濯機もジューサー&ミキサーもあった。でも残念乍らリズムに貪欲さが足りない。
後天的に自分のリズムを身体で感じようとするともう音楽とか楽器とかバンド以前の問題になってくる、生きるとか生活とか好きとか気持ちいいとかをとことんやるしかないのだ、あらかじめ与えられたものなんて意味が無い。人にどう思われようが関係無い。
豊田さんの新しいアルバムでフォーリズムがロックンロールしているのはだから物凄く貴重で重要なことだと言わざるを得ない。『I LIKE YOU』とかゴキゲン、まるでバディ・ホリーが天国から降りて来ちゃったみたいじゃないか。
一番好きなのは『愛したから』『ともしび商店街』。歪んだエレキ・ギターはこんなにもリリカルで哀しいのかと思う。『どうして男は』も好き。『どうして女は』ってアンサーソングを作りたくなる。
聴いていてディランの『Bringing it all back home』を想い出してたら何とセルフライナーノートにそのアルバムのことが書いてあった。ヤッパリネ♪。と思いながらええっ?!と驚いた。
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