klaviersonata A-Dur K.331/じゅういちばん。。。
アマデさんの『ピアノ・ソナタ第11番K.331』55歳までに弾けるようになりたいと思ったけれど、練習の甲斐あってかあとちょっとで完走というところまで来た。
アマデさんの曲って何だか「天使が遊んでいる」みたい。そして真剣になって弾いているのを、悪戯っぽい目をしてからかっているみたい。
例によってイメージ・トレーニングと称して上手い人の演奏を聴いてみる。リリー(・クラウス)女王の11番はやはり本当に綺麗。テンポは速めでタッチの緩急が美しい。心も時間も奪われてしまう。
しかし上手い人でも教科書通りでつまんないナって演奏はあるもんだ。特にこの曲って一歩まちがえると「音楽の時間にじ~っと我慢して聴かされてる」って感じになる。
そういう意味でやっぱりグールドの11番は本当に面白い。何てクリエイティブな人なんだろうか。ゆ~~~。。。っくり始まってどんどんテンポが上がってゆく(戻ってゆく?)ので大興奮させられてしまう。
特に最後のヴァリエーションはグールドの弾きかたが理想。トリルや分散和音が異常に力強く美しい。疾走するような生命感!
グールドとリリー女王を混ぜたみたいにこの曲が弾けたらなァ~。。。な~んて畏れ多くて怒られちゃうけど、理想はあくまでも高い方が良いノダ。ハコバンの時のバンマスも言ってた、「とにかく凄い人の演奏を聴け、自分より上手い人と演れ。」
最後のヴァリエーションの中盤に出てくる両手の16分音符が私にとっては超・難関。譜面は正確さと軽やかさとしっかりしたタッチを要求している。簡単そうに見えてあちこちにトリックがある。ンだけど何かもう、とろけそうに美しい。煮物が噴いてるのも無視して弾かずにはいられない(いや、それはマズイ。焦げちゃう前に火を止めに行った。)
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